2012年10月04日
瓦のはなし①
太陽光発電の実績報告だけだと書くことがないので、本業の屋根瓦のことを
「大分県屋根工事業協同組合」に当社は加盟しており、今回瓦の広報の一環として建築を学ぶ大学生への授業を組合青年部(44才はまだまだ青年だそうです)でさせていただくことになりました。
授業用の資料をつくるために、久々にちょっとお勉強したので、瓦の歴史などすこし・・・・・
ご興味あれば、お付き合いください
瓦の語源
「日本の瓦屋根」 坪井 利弘著より抜粋
中国で生まれた象形文字で、土器のぐねぐね曲がった形、または瓦の重ねられた形をかたどったものだとも言われています。

そして、その意味は粘土を固めて焼いた土器であるというのが通説である。
また、どうして「カワラ」と読むようになったのでしょうか、それには、次のような諸説がります。
1.サンスクリット語(梵語)の「カパラ(頭蓋骨)」。
2.甲冑の古語である「伽和羅」。(カワラ)
3.亀の甲の古語である「加宇良」。(コオラ)
4.屋根の皮。
5.「カワラケ」(日本に古くからあった土器)
著者の見解では「カワラケ」という言葉のなかから、屋根瓦を「カワラ」といって、「カワラケ」を土器の総称としたのではなかろうか、という説が妥当であるということ。(瓦は粘土を固めて焼いた土器であるという意味を重視する観点から。)
つまり「かわら」には、「粘土を固めて焼いた土器」という意味と、「覆う」という意味とがある。
屋根材には瓦のほかにも現在たくさんの選択肢がありますが、本来の意味では粘土を焼き固めた、屋根を覆うものである「瓦」。
今日は久しぶりにご自宅の瓦を見上げてみませんか?

「大分県屋根工事業協同組合」に当社は加盟しており、今回瓦の広報の一環として建築を学ぶ大学生への授業を組合青年部(44才はまだまだ青年だそうです)でさせていただくことになりました。
授業用の資料をつくるために、久々にちょっとお勉強したので、瓦の歴史などすこし・・・・・
ご興味あれば、お付き合いください

瓦の語源
「日本の瓦屋根」 坪井 利弘著より抜粋
中国で生まれた象形文字で、土器のぐねぐね曲がった形、または瓦の重ねられた形をかたどったものだとも言われています。

そして、その意味は粘土を固めて焼いた土器であるというのが通説である。
また、どうして「カワラ」と読むようになったのでしょうか、それには、次のような諸説がります。
1.サンスクリット語(梵語)の「カパラ(頭蓋骨)」。
2.甲冑の古語である「伽和羅」。(カワラ)
3.亀の甲の古語である「加宇良」。(コオラ)
4.屋根の皮。
5.「カワラケ」(日本に古くからあった土器)
著者の見解では「カワラケ」という言葉のなかから、屋根瓦を「カワラ」といって、「カワラケ」を土器の総称としたのではなかろうか、という説が妥当であるということ。(瓦は粘土を固めて焼いた土器であるという意味を重視する観点から。)
つまり「かわら」には、「粘土を固めて焼いた土器」という意味と、「覆う」という意味とがある。
屋根材には瓦のほかにも現在たくさんの選択肢がありますが、本来の意味では粘土を焼き固めた、屋根を覆うものである「瓦」。
今日は久しぶりにご自宅の瓦を見上げてみませんか?
